秋の夜、劇場の楽屋は低い照明だけが残り、外の冷気が少しずつ染み込んでくる時間帯だった。公演が終わってから三時間近く経過している。
俺はヒカル、舞台の裏方スタッフとして五年近くこの劇場に通っている。今日はミツキの主演作の最終日で、客席のざわめきが完全に消えたあと、廊下を歩いていると、ふと彼女の楽屋のドアが少し開いているのに気づいた。
秋の夜気は乾いていて、汗に濡れた衣装の匂いがまだ残る。 中に入ると、ミツキがソファに深く腰を下ろしていた。
長い黒髪をポニーテールにまとめ、舞台衣装の上から薄手のガウンを羽織っていた。ガウンの下には、まだ着替える前らしい白いブラウスとタイトスカートが透けて見える。
彼女は三十歳手前で、胸の大きさは人目を引く。舞台で何度も共演しているうちに、俺たちは公私混同しない程度の知り合いになっていた。
彼女はクッションを抱えるようにして、肩をすくめていた。 「ヒカル、ちょっと時間ある。
肩が本当に固くてさ。公演終わってすぐ帰るつもりだったんだけど、動けないんだよね」 彼女の声は少し掠れていて、疲労が滲んでいた。
ミツキは首を回しながら、俺に近づくように目で促した。俺はドアを閉めて、彼女の背後に回った。
指を肩に置き、軽く押す。布越しに伝わる温かみと、筋肉の張りが手に伝わった。
秋の夜の楽屋は静かで、遠くから空調の音だけが聞こえる。 「ここ、かなり凝ってるな。
ミツキ、今日も全力で演じてたからな」 「ええ、そう。観客の反応が良くて、つい力入っちゃった。
ヒカル、手、優しいね……もう少し奥、回して」 彼女が首を少し傾げた瞬間、ガウンの襟が緩んで、胸の谷間が視界に入った。密着するほどの距離ではないが、彼女の呼吸が肩の動きに連動して伝わってくる。
揉み続けるうちに、彼女の吐息が僅かに長くなった。汗の匂いに混じって、甘い香水の残りが鼻をくすぐる。
指を動かすたび、彼女の体がわずかに揺れた。 「もっと強くていいよ。
……あ、そこ。ヒカル、いつもこうやって助けてくれるよね。
昔から」 会話が続き、指の動きが徐々に深くなる。彼女の肩甲骨の辺りを押すと、体が前に倒れかかるように輪郭が近づいた。
ブラウス生地越しに、胸の柔らかさが腕に触れそうになる。温度が伝わってくる。
彼女自身が少し体をずらして、背中を俺の胸に寄せてきた。 「ねえ、ヒカル。
今日は誰にも邪魔されないよね。 楽屋、鍵かけてあるから。
……疲れてるから、もっと近くで揉んでほしい」 彼女の声が低くなった。ガウンを肩からずらし始め、ブラウスだけになった上半身が、背後から密着してきた。
巨乳が腕の内側に押しつけられる感触が直接伝わる。柔らかくて重みがあり、布越しでも形が崩れにくい。
俺の指が止まらなくなる。 「ミツキ……本当にいいのか。
」 「いいよ。ヒカルとなら。
こんな夜、誰にも言わない」 彼女が自分の体を少し前傾させ、俺の膝の間に自分の上体を滑り込ませるように位置を変えた。スカートが少しめくれ、太ももが触れ合う。
巨乳が股間の前で、ゆっくりと上下に動く始め方だった。布に包まれた胸が、ズボンの上から包み込むように圧を加えてくる。
温かく、弾力があり、ゆっくりとしたリズムで刺激が蓄積していく。 「見て……こうやって、胸で感じてるの。
ヒカル、硬くなってる」 密着した胸の感触が、徐々に強さを増す。彼女が体を前後に揺すりながら、乳房の谷間で擦る動きを続け、時折左右に寄せて包み直す。
布の摩擦音が小さく響き、彼女の吐息がそれに重なる。楽屋の空気は少しずつ熱を帯び、彼女の髪の匂いと肌の匂いが混ざった。
夜は更け、時計の針が音もなく進む。 「もっと、こう……ヒカル、どう。
胸、気持ちいい。」 「……ああ、ミツキ」 彼女の動きは粘り強く変わらない。
巨乳の重みで圧をかけ、時折上から下へ滑らせるように擦り、乳首の位置で軽く押し当てる。俺の手は彼女の背中と腰に回り、彼女の体温を確かめるように触れ続ける。
両者の体が重なり合う角度で、胸の柔らかさが股間全体を覆う。温度と弾力が交互に伝わり、五感が集中していく。
彼女の声が小さく漏れ、楽屋にこもる。 行為は長く続き、彼女が時折会話を交えながらペースを調整する。
汗が混じり、肌の滑りが増した頃、彼女はさらに体を寄せてきた。夜の楽屋で、二人の体温だけが交差する時間は続いた。
行為が一段落し、彼女が体を起こした。ガウンを羽織り直す手つきはゆっくりで、乱れた呼吸を整えている。
汗で額の髪が張り付き、ブラウスはしわになっていた。 「ヒカル……ありがとう。
随分楽になったよ」 彼女は少し笑みながら、こちらを見て言った。声には余韻が残っていた。
楽屋のドアを少し開けて、外の通路に目をやる。まだ誰も来ていない。
秋の夜気が廊下から入り、さっきより少し冷たく感じた。 「俺も……ミツキ、今日は本当に」 「また今度、公演あったら呼んでね。
こうやって、楽屋で話せるのもいいよね」 彼女はスカートを直し、立ち上がった。別れ際、彼女の指が軽く俺の手に触れた。
夜はまだ深いが、楽屋の灯りは少しずつ落とされていく。外に出る足音が遠ざかる音だけが残った





















































