夜の個別相談ブースは、冬の冷え込みがガラス窓に白く霜を落とす頃だった。外の街灯がぼんやりと雪だるまのような光を落とし、室内は暖房が効きすぎて少し蒸し暑い。
俺はタクマ、中小企業の経営者として決算の整理で個人税理士事務所を訪れていた。午後八時を少し回った時間帯。
予約は夜間枠で、静かなブースに案内された。 ブースは木製の大きな机を挟んで向かい合う作り。
カーテンで仕切られた奥にソファが置かれ、書類やノートパソコンが散らばっている。担当のナツミは三十代半ばほどの女性税理士で、黒のタイトスカートと白いブラウスに淡いベージュのセーターを羽織っていた。
胸元が大きく張り、服の生地がほどよい厚みで包み込んでいるのが第一印象だった。黒のフレームの眼鏡が知的な印象を強め、肩まで届く黒髪を耳にかけて淡い香水の匂いが漂っていた。
俺が入室すると、ナツミは笑顔で頭を下げ、「タクマさん、遅くまでお疲れ様です。決算の最終確認を一緒に進めましょう」と静かに話しかけてきた。
相談が始まってから二十分ほど経過した頃、ナツミは資料をめくりながら「利益率の部分で調整が必要そうです。もう少し詳しい数字を机の下のファイルから探しますね」と言い、身を屈めた。
机の向こう側が一瞬暗くなり、彼女の体が膝をつくように低くなった。書類の隙間から視線を落とすと、彼女の顔が机の陰から突然こちらの膝元に近づいてくるのが見えた。
暖房の熱と彼女の体温が混じり、ブース内がわずかに湿った空気になった。 彼女の指がゆっくりと俺のパンツのファスナーに触れた。
動きは静かで、音はほとんど立たない。音を立てないように気を配りながら、彼女は膝をついたまま体を机の下に滑り込ませた。
スカートの裾が少しめくれ、ストッキングの光沢が薄暗い光に反射する。俺は椅子に座ったまま上体を前に倒し、呼吸を整えた。
ナツミの声が机の向こうから響いた。「こちらの減価償却の計算ですが、年度末に合わせてこちらの数字を…」という冷静な説明が続きながら、下では彼女の指が熱を帯びた動きを始めた。
ブースの壁に時計の秒針がカチカチと音を立てる中、彼女の息遣いが微かに聞こえてくる。 指が布の上から徐々に圧をかけてくる感覚。
ナツミは上半身だけを机から出して書類をめくり、声は事務的で落ち着いている。一方で、下半身は完全に机の下に隠れ、俺の股間をゆっくりと解放していく。
指先の温度が直接肌に触れた瞬間、冷たい空気と彼女の温かい掌のコントラストが鮮明だった。彼女の吐息が布越しに感じられ、微かな湿り気がまとわりつく。
会話は続き、「この項目は前期比でどうしましょうか。」と質問が飛んできた。
俺は喉を鳴らし、声が少し掠れないように「まあ、例年通りで大丈夫です」と答えた。 ナツミの動きはねっとりとしており、舌が肌に触れたときの感触は熱く、滑らかだった。
机の下のスペースは狭く、彼女の胸が俺の膝に軽く押し当たる。布地越しに伝わる柔らかい質量感が、ブース内の緊張感を高めていた。
彼女は時折、書類をめくる音を立てながら、腰の位置をわずかに調整する。音はほとんどせず、ただ息の熱だけが伝わってきた。
冷えた外気に触れた窓ガラスに息が少し白く曇る。足元ではストッキングの摩擦音がわずかに響き、味覚的にも匂い立つような甘い体臭がしていた。
彼女の舌使いはゆっくりと、けれど粘り強い。根元から先端にかけて丁寧に刺激を加え、時折吸い付くような動作が入る。
俺は手で机の端を握り、声を殺すのに必死だった。ナツミの説明の声は変わらず冷静で、「この領収書の整理についてですが…」と淡々と続ける。
一方で、下では熱い口腔内の感触が続き、鼠径部がじわじわと疼く。冬の夜の静けさの中で、暖房の低い音と彼女の息、布の擦れる音だけが混ざり合っていた。
彼女の指が太ももを優しく押さえ、動きを支える。 汗が背中を伝う。
ナツミの黒髪が膝に触れる感触があり、香水の香りと体温が混じり合って濃密な気配を放っていた。彼女は時折上体を起こして眼鏡を直し、別の資料を指しながら説明を続ける。
「ここを締めると、納税額がこのくらいになります」と淡々と話す声と、下半身での濃厚な奉仕が完全に乖離している。そのギャップが興奮をさらに掻き立て、俺は椅子に深く腰を沈めて耐えようとした。
しかし、彼女の舌の動きが徐々に速度を増し、喉の奥で振動するような刺激が加わると、抑えきれない熱が下腹に集まってきた。 ブースの外は完全に静まり返り、事務所の玄関の鍵を閉める音すら聞こえない。
ナツミは二度ほど軽く咳き込む仕草を見せながら、口の動きを調整する。彼女の息が熱く、吐息が股間に直接当たるたび、背筋に電気が走る感覚があった。
俺は「資料のコピーをお願いできますか」と声を出しながら、彼女の動きに合わせるように体を微かにずらした。ナツミは「了解です」と答え、再び机の下に意識を集中させたようだった。
クライマックスが近づくにつれ、彼女の動きはさらに粘っこくなり、舌の圧力と吸う力が強くなった。喘ぎを堪えるため歯を食いしばり、テーブルを握る手に力が入る。
ナツミの胸が膝に当たる感触が繰り返され、柔らかさが刺激として積み重なった。喉を鳴らす湿った音が小さく響き、彼女の指が太ももを優しく撫でる。
冬の夜の静かなブースの中で、五感すべてが彼女の存在に支配されているようだった。説明の声はまだ続き、「ここは前期と比較して…」と淡々としているが、下半身の熱は限界に近づいていた。
行為が終わりに近づくと、ナツミはゆっくり動きを緩め、丁寧に整えた。机から上体を起こし、眼鏡を直しながら「この部分は問題ありませんね。
提出書類は明日までに調整しておきます」と事務的に話した。彼女の唇はわずかに濡れて光り、息遣いが少し乱れていた。
俺はまだ余韻に包まれながら、資料を片付け始めた。 「こんな時間まで本当にありがとうございました」とナツミが微笑んだ。
冬の夜の冷気に包まれた外へ出る際、彼女は「また何かありましたら、いつでもお越しください」と静かに言った。ブースの明かりを落とし、二人で事務所の出口まで歩いた。
別れ際、彼女は軽く頭を下げ、黒いコートを羽織った背中が雪の降り始めた街路に溶けていった。俺はまだ鼓動の速いまま、夜の道を歩き始めた







































