冬の夜、奥志賀の山奥に埋もれた秘湯にたどり着いた。深夜近く、雪が静かに降り積もる中、貸切露天風呂の予約を入れてあった。湯船に沈み、湯気に包まれながら、俺は長距離ドライブの疲れを癒そうとしていた。そこへ、入口の戸が開く音がした。
振り返ると、湯気の向こうに人影が見えた。白い湯布を胸に当てた女が、靴を脱いで足を湯に浸す。彼女はサエコと名乗った。百貨店のジュエリー売り場で働いているらしい。黒髪をアップにまとめ、頰に自然な赤みが差している。肌は雪のように白く、湯布から零れ落ちそうなほど胸の張りが目立った。第一印象は「大人の女」という言葉だった。歳は三十前後か。指輪の代わりに左手首にだけ、シンプルな銀のブレスレットが光っていた。
「こんな遅くに、ひとり?」と彼女が尋ねた。声は低めで、少し掠れている。 「仕事の帰りで、夜しか時間が取れなくて」と俺は答えた。システムエンジニアの俺は、納期前の疲れをこうして流しに来るのが常だった。彼女も夫の出張中に、予約だけ取って来たのだと言う。会話はそこから自然に弾んだ。湯船の縁に並んで座り、雪の音と湯の音だけが響く中、互いの生活を少しずつ明かしていく。彼女の話は、夫が多忙で家にいない日が多いこと、でも不満を言うわけではないこと。俺は彼女の横顔を盗み見て、胸の谷間に視線が吸い寄せられるのを抑えきれなかった。
彼女は俺の視線に気づいたようだった。少し微笑んで、湯布をもう少し緩めた。白い肌と、豊満な乳房の輪郭がはっきり浮かび上がる。湯気のせいか、俺の体温が急に上がった気がした。
「ここ、貸切だから……ゆっくりしていいですよ」 サエコの言葉に、俺は息を飲んだ。彼女はゆっくりと湯船の中央に移動し、俺のほうを向いた。巨大な乳房が湯面に浮かび、湯気がその谷間から立ち上る。彼女は俺の胸に自分の手を置き、ゆっくりと撫で始めた。触れた指先は熱く、柔らかい。
「こんなの、初めて……」とサエコが囁いた。彼女の息遣いが熱い。夫のことを思い浮かべているのか、彼女の瞳に一瞬寂しげな色が浮かんだ。でもすぐに、淫らな笑みが広がる。俺は彼女を抱き寄せ、顔をその胸に埋めた。乳肉の感触は想像以上だった。柔らかくて重くて、温かい。湯気と混じった彼女の匂い——微かに石鹸と甘い汗の匂いが鼻を突く。乳首が俺の唇に触れ、硬く勃起しているのがわかった。
彼女は俺の頭をさらに深く押しつけ、腰をゆっくりと動かし始めた。湯船の中で、水音が立つ。彼女の乳房が俺の顔を挟み、左右から圧迫してくる。パイズリが始まった。激しい動きではない。最初は優しく、乳肉で俺のものを包み込む。熱い乳房の感触が脈打つ俺のものを包み、ゆっくり上下に擦り上げる。彼女の腰使いは熟練していて、夫を想う視線を時折俺に向ける。その視線が、背徳感をさらに煽った。
「もっと……強く?」サエコが息を切らして聞いた。俺は頷く。彼女は本気で動き始めた。巨大な乳房で俺のものを激しくしごく。乳肉が波打ち、熱い肉壁が俺の先端を締め付ける。湯気が立ち込める中、彼女の吐息と水音だけが響く。五感が混濁した。視覚は湯気と乳白い肌、触覚は柔らかくも重い乳圧、聴覚は彼女の甘い喘ぎ、嗅覚は汗と湯の混ざった匂い。俺は何度も射精した。彼女の乳房に白濁を放ち、そのたびに彼女は満足げに微笑んだ。
行為は何度も繰り返された。彼女は時折夫の名前を唇に浮かべながら、俺のものを締め上げる。そのコントラストが興奮を増した。最後に彼女は俺の耳元で囁いた。「今日は、夢……ね」
湯船から上がる頃、雪はさらに強くなっていた。サエコはタオルを巻き直し、静かに別れを告げた。俺は彼女の背中を見送りながら、胸のざわめきを胸に刻んだ。冬の夜の秘湯で味わった、淫らで濃厚な時間は、いつまでも記憶に残るものだった。




















































