夏の夜、録音スタジオの空気は外の蒸し暑さを完全に遮断していた。防音ブースの壁は厚く、外の喧騒など一切聞こえない。
俺は午前二時近くまで台本の修正を強いられ、隣のブースで「ヒトミ」が最後のチェックを終えようとしていた。彼女は二十代後半のベテラン声優で、今夜の仕事はアニメの新作ラジオドラマ。
厚手の白いシャツに黒のタイトスカートという、いつもの仕事着姿。シャツの胸元はボタンが二つほど外れていて、夏の残熱で肌が少し赤らんでいるのが目についた。
豊満な胸がシャツを押し上げ、息をするたびに揺れている。第一印象は、声とは裏腹に物静かで、でもその胸のボリュームがどうしても視線を奪う。
ブース内の照明は控えめで、彼女の長い髪が肩に落ち、甘い香水と汗の混ざった匂いが微かに漂っていた。 俺はマイクの前に座り、台本をめくりながら何度か喉を鳴らした。
隣のブースで見えるヒトミの横顔は、真剣な表情で赤ペンを走らせている。彼女の胸が机に当たりそうになるたび、柔らかく押しつぶされるように形を変えるのが視界に入る。
夏の夜とはいえ、ブース内はエアコンが効きすぎて少し肌寒いのに、俺の体は熱を持ち始めていた。録音が終わったあと、彼女がふとこちらを見て微笑んだのがきっかけだった。
「ねえ、ショウゴさん、まだ直すところある。 締め切りまであと少しだけど、無理しない方がいいよ」 ヒトミの声は低めで甘く、マイクを通さない素の声がブース内に響いた。
俺は首を振って台本を置いた。 「ヒトミさんこそ、こんな時間まで付き合わせてごめん。
胸……じゃなくて、台本の量が多すぎて」 言葉が滑ったのを彼女は聞き逃さなかった。ヒトミは小さく笑い、椅子を回してこちらに向き直った。
「おかしいな、さっきから私の胸ばっかり見てない。 仕事中なのに」 彼女はわざとらしく胸に手を当て、シャツの生地が張る様子を見せた。
夏の疲れと、密室の閉塞感が、俺の理性に少しずつ亀裂を入れ始めていた。ヒトミはゆっくり立ち上がり、ブースの仕切りをくぐって同じ空間に入ってきた。
大きな胸が揺れ、俺の視界を埋める。彼女の吐息が近くで感じられ、ほのかに甘い息が混じっていた。
「ここ、防音だから声も漏れないし……少し休憩しない。」 ヒトミの瞳が熱を帯び、俺の肩に指先が触れた。
触れると同時に、俺の中で抑えきれない欲情が膨れ上がった。彼女は自分の胸を両手で持ち上げ、俺の目の前に差し出した。
シャツの下の乳肉が柔らかく、熱を帯びているのがはっきりとわかった。 「触れてもいいよ。
……本気で欲しがってるみたいだから」 ヒトミの言葉に俺は言葉を失い、彼女の腰に手を回した。夏の夜の密室で、仕事の最中に始まったこの行為は、誰にも邪魔されない。
彼女の大きな胸が俺の体に押しつけられ、柔らかく包み込む感触が一瞬で理性の糸を断ち切った。ヒトミは微笑みながら、さらに体を寄せ、甘い吐息を俺の耳元で繰り返した。
ブース内の空気は次第に熱を帯び、彼女のシャツの裏側が汗で少し湿り始めていた。俺はヒトミの胸の谷間に顔を埋め、夏の匂いと彼女の体温を同時に感じた。
彼女の指が俺のベルトに伸び、ゆっくりと解いていく動作が、静かな防音空間で強調された。ヒトミは低い声で囁いた。
「急がないで。……ここ、誰も来ないから」 彼女の胸が再び俺のものに包み込まれるように近づき、柔らかく熱い乳肉が先端を締め上げる。
夏の夜の疲労と、抑えきれない興奮が交錯する中で、俺はヒトミの吐息と胸の感触に完全に支配されていった。ヒトミは時折小さく息を漏らし、動きを緩めながらも執拗に続ける。
密室の静けさの中で、彼女の心臓の音と俺の荒い呼吸だけが響いていた。 行為が終わったあと、ヒトミは汗を拭きながらシャツのボタンを留め直した。
彼女は少し照れたような笑みを浮かべ、俺の肩を軽く叩いた。 「これで仕事、続けられそう。
……次はちゃんと集中しようね」 ブースのドアを開ける音が、夏の夜のスタジオに響いた。彼女は振り返らずに歩いていき、俺は残された熱と余韻の中で、まだ息を整えきれずにいた。
密室での一夜は、誰にも語れないまま、じわりと体に残り続けた















































