夜の11時を過ぎた高級ケーキ工房は、大きなガラス張りの試食ルームだけがぼんやり明かりを残していた。外は冬の冷たい風が吹きすさび、窓ガラスに細かい霜が付いている。俺は広告代理店の営業で、今日もこの工房の新商品プロモーション用の資料を準備するため、夜遅くまで残っていた。工房のオーナーから試食ルーム兼準備室を借りて作業して良いと言われていたので、テーブルにノートパソコンと資料を広げていた。
そのとき、奥の swinging door が静かに開いた。白いコックコートを着た女性が出てきた。セイラだった。彼女はパティシエールで、工房の人気商品を開発している張本人だ。コックコートの下の胸元が大きく膨らみ、ボタンが少しきつそうに張っているのが目についた。黒いタイトスカートにストッキング姿で、長い髪を後ろでまとめ、疲れたようなのにどこか妖艶な表情をしている。手にスポンジケーキの試作品を乗せたトレイを持っていた。
「まだいたんですね、リュウさん。こんな時間に」
セイラがこちらに視線を向けて微笑んだ。声は低めで柔らかく、ケーキの甘い香りが彼女の周りに漂っている。
「資料の仕上げで。邪魔してないですか?」
「全然。むしろ、試作品の感想を聞かせてもらえると助かるわ。私も新作の味見をしていたのよ」
セイラはテーブルにトレイを置いた。そこには苺と生クリームを重ねた小さなケーキが三個。彼女は隣の椅子を引いて腰掛けた。コックコートの胸元がテーブルの高さで強調され、柔らかそうな膨らみが視界に入る。俺はつい視線を逸らした。
「寒いから、温かいコーヒー淹れましょうか」
セイラは立ち上がり、準備室の隅にあるコーヒーメーカーに向かった。歩くたびに腰が揺れ、タイトスカートに包まれた太ももがストッキングの光沢で強調される。コーヒーの苦い香りと、彼女の甘いバニラのような香水の匂いが混ざり合った。
コーヒーを二杯淹れて戻ってきたセイラは、ケーキを交互に俺と自分に分けながら話しかけてきた。
「この苺は朝入荷したものなの。酸味と甘みのバランスが難しいんだけど、どう?」
彼女はフォークですくったケーキを俺の口元に差し出した。俺が一口食べると、口の中に甘酸っぱい果汁が広がった。セイラは満足げに微笑み、自分も同じものを食べる。唇を舌で湿らす仕草が妙に色っぽい。
「美味しいですね。甘すぎないところがいい」
「ありがとう。リュウさんの感想、いつも的確で助かるわ」
会話が続くうちに、セイラの態度が少しずつ大胆になってきた。彼女は上体をテーブルに近づけ、肘をついて話す。胸の谷間がコックコートの隙間から覗き、大きな膨らみが揺れるたびに視線が吸い寄せられる。彼女はそれを承知の上で、わざと前屈みになる。
「リュウさん、今日はずいぶん熱心ね。夜遅くまで頑張ってる姿、ちょっと興奮しちゃう」
「セイラさんこそ、こんな時間に残ってるなんて」
「試作品を完璧にしたくて。……実は、リュウさんの来る日を狙って残業してたのよ」
セイラはカップを置き、指で自分の胸元を軽く押さえた。指が柔らかく沈むのがわかる。彼女の瞳に艶やかな光が宿り、俺の顔をじっと見つめてくる。
「この試食ルーム、夜は誰も来ないって知ってる? オーナーも帰っちゃったし」
彼女の言葉に、部屋の空気が一気に濃くなった。コーヒーの湯気が立ち上る音だけが静かに聞こえる。セイラは椅子から立ち上がり、俺の隣に寄ってきた。甘い香りが鼻に直接届く。
「リュウさん、疲れてるでしょう? 特別に、私がリラックスさせてあげるわ」
彼女は自分の胸を俺の腕に預けるように密着させた。コックコート越しでも、ふとした弾力と重みが伝わってくる。俺の鼓動が早くなる。セイラは耳元で囁いた。
「ここで、胸を使って気持ちよくしてあげる。……断らないで」
彼女の手が俺のベルトに伸び、ゆっくりとファスナーを下ろしていく。準備室の明かりが彼女の黒髪を照らし、頰がわずかに赤らんでいた。俺は呼吸を乱しながら彼女の肩に手を置いた。
セイラは俺をテーブルに腰掛けさせたまま、コックコートを上から少しだけはだけた。下はシンプルなブラウスで、胸の谷間がはっきりと露わになる。彼女は両手で自分の胸を支えるように寄せ、柔らかい乳房を俺の股間に押し当てた。温かく、ほどよい重みと弾力が直接伝わる。
「熱いわ……リュウさん、もうこんなに硬く……」
彼女の吐息が熱い。ブラウス越しでも、乳首の硬さが微かに感じられた。セイラはゆっくりと体を前後に揺らし、胸で俺のものを挟み込む。柔らかい肉が包み込み、上下に擦れる感触が強烈だった。生クリームのような甘い香りと、彼女の汗の匂いが混ざる。彼女の胸の上で俺の硬さが脈打つたびに、彼女の吐息が荒くなる。
「もっと強く? それとも、こうやって……ゆっくり?」
セイラは俺の表情を見ながら動きを調整した。胸の肉が密着し、熱と湿り気が布越しに伝わる。彼女はたまに上目遣いで俺を見て微笑みながら、耳元で囁き続けた。
「リュウさんの硬さが、胸の奥まで伝わってくる……気持ちいい」
体温が上昇し、窓の外の冬の冷気とは対照的に、試食ルームの中は熱気に満ちてきた。セイラのストッキングの脚が俺の膝に絡む。彼女はさらに体を寄せ、胸を押しつけながら激しく前後させる。柔らかい乳房が俺のものをむにゅっと包み、圧迫して離す動きがリズミカルに続く。濡れたような音が小さく響き、セイラの息遣いが次第に高くなる。
「リュウさん……あん、熱い……もっと、教えて」
彼女は動きを速め、胸の中央で俺のものを強く挟み込んだ。弾力のある肉が波打ち、摩擦が頂点に達する。セイラの瞳はとろけるように潤み、唇を半開きにして荒い息を繰り返す。俺は彼女の背中に手を回し、彼女の体温と胸の感触に身を任せた。
クライマックスが近づくと、セイラは動きを緩めず、なおも激しく胸を上下させた。彼女の甘い吐息と、胸のぬちゅっとした音が混ざり、快感が一気に高まる。俺は彼女の名を呼びながら、熱いものを彼女の胸の谷間に放った。セイラは体を小刻みに震わせながら、ゆっくりと動きを止め、俺の残り滓まで優しく包み込んでくれた。
「リュウさん……たくさん出たわね。熱くて……」
彼女は少し照れたように微笑み、ティッシュで丁寧に拭き取った後、もう一度胸を押し当てて寄り添ってきた。汗で湿ったブラウス越しに、彼女の胸の感触がまだ残っている。
セイラはコックコートを直しながら、俺の額に優しいキスを落とした。彼女の目は少し寂しげに微笑んでいる。
「また、夜の試食ルームで会いましょうね、リュウさん。今度は何の味見をしましょうか」
彼女は立ち上がり、残りのコーヒーカップを片付けながら、ゆっくりと準備室に戻っていった。俺はまだ体の熱が引かないまま、冬の窓の外に広がる闇を眺めた。甘い香りが部屋に残り、セイラの柔らかい感触が肌に焼き付いているような気がした。
















































