冬の深夜、雪の積もった山道を車で登り、ようやく到着した貸別荘の前に立った俺は、フミエと二人きりでこの一週間を過ごすことになった状況を改めて実感していた。外気は零下に近く、息を吐くたびに白い靄が立ち上る。肩まであるコートの下に着込んだセーターも、すぐに冷たい風を遮りきれずに体を縮めさせた。フミエは運転席から降りてきて、大きなスーツケースを引きずりながら軽く微笑んだ。彼女は三十代半ばの翻訳家で、海外文学を扱う仕事で俺とは何度か編集で顔を合わせていたが、今回のように密室状態になるのは初めてだった。フミエの胸元はコートの前が少しきつめに閉まっていて、歩くたびに微かに揺れる膨らみが目に入る。第一印象として、彼女の巨乳は本当に目立つ。黒いニットのセーターが、ふっくらとした谷間を強調していた。夜の貸別荘は静かで、隣の建物はすべて暗く、虫の音も聞こえない。ただ時折、遠くで木々が風に揺れる音だけが耳に届く。
「シンゴさん、よろしくお願いしますね。原稿、かなり山積みですけど、二人のペースで進めましょう」 フミエが柔らかく言いながらドアの鍵を開けた。室内に入ると暖炉がすでに点いており、部屋全体がほのかにオレンジ色に照らされている。荷物を置いてすぐに、彼女は冷蔵庫からワインを取り出し、コルクを抜いた。グラスを二つ並べて注ぎながら、フミエは肩をすくめた。
「外、寒いですよね。まずは一杯やって、体を温めましょうか」
俺たちはダイニングテーブルに向かって座り、仕事を軽く確認しながらワインを飲み始めた。仕事の話は原稿の締め切りや翻訳の微妙なニュアンスについてで、会話は自然に続いた。フミエの声は低めで落ち着いていて、時折笑うと目尻にしわができる。ワインを二杯ほど空けた頃、彼女は自分の胸元を軽く押さえて息を吐いた。
「正直、こんなに狭い別荘で二人きり、ちょっと緊張します。シンゴさんはどうですか?」
「俺も同じですよ。でも仕事がはかどりそうです」
そう答えながら、俺はフミエの顔を改めて見つめた。彼女の瞳は少し潤んでいて、酒のせいか、頰が薄く赤い。ニットの生地が胸の形をはっきりと浮かび上がらせていて、息をするたびにその膨らみが上下する。テラスに出るガラス戸の向こうは真っ暗で、雪の反射だけがぼんやり見えた。
二杯目が空いた後、フミエは立ち上がってテラス側のドアを開けた。
「ちょっと外の空気、吸ってみましょうか。暖炉の熱気で体がほてっちゃって」
外に出ると冷たい風が一気に体を包み、酒の温かさが一瞬引いた。テラスは木製の床で、雪が薄く積もっている。手すりには薄氷が張っていて、月明かりに照らされて白く光っていた。フミエは俺の隣に立って、両手で自分の腕を擦った。
「寒いですね……でも、こっちの方が気持ちいいかも」
彼女の声が少しだけ掠れている。俺は彼女の横顔を横目に見ながら、胸の大きさを再認識した。コートのボタンを一つ外したせいか、ニットの上からでも明らかに胸が強調されていた。風が吹くたびに、フミエの髪が顔に絡みつき、彼女はそれを優しくかき上げた。
「シンゴさん、実は今日、仕事の話だけじゃなくて……少し個人的な話もしたくて」
フミエが静かに切り出した。彼女の瞳が俺をまっすぐ見つめる。その視線に、俺は胸の奥がざわつくのを感じた。会話が続き、彼女は翻訳の仕事で感じる孤独について話した。俺が相槌を打つたびに、フミエは少しずつ距離を詰めてきた。
「こんな夜、誰かとこうして話せるの、久しぶりです」
彼女の肩が俺の腕に触れた。柔らかい感触がコート越しに伝わってきた。そして、フミエはさらに近づき、自分の大きな胸を俺の胸に押しつけるように体を寄せてきた。温かい。胸の柔らかさが、コートの厚みを通り越して直接感じられる。冷たい夜の空気の中で、その熱が異常なほど濃密だった。
「シンゴさん……嫌じゃないですよね?」
フミエの唇が俺の耳元で囁いた。彼女の手が俺の腰に回り、ゆっくりと自分の胸を押しつけながら、こするように動かし始めた。パイズリの前触れのような動きで、ニットの生地が俺の下半身を刺激する。心臓の鼓動が早くなり、息が白く広がる。テラスの床から冷気が足元を刺す一方で、フミエの体温はどんどん上半身を覆ってくる。彼女の吐息が首筋にかかり、甘いワインの香りが混じっていた。
「フミエさん……」
俺が声を上げると、彼女は微笑みながら、さらに強く胸を押しつけてきた。ニットの下の柔肉が、俺の股間を両側から包み込むように変形する。冷たい風の中で、ふたつの熱い膨らみがゆっくりと上下に動く。フミエの指が俺のベルトに触れ、ズボンの前を開け始めた。
「ここで、いいですか? 誰も来ないし……」
夜の貸別荘のテラスで、彼女の巨乳による濃厚な刺激が始まった。フミエは自ら膝をつき、大きな胸を俺の性器に押しつけた。冷たい空気と対照的な胸の熱と柔らかさが、ひどくリアルに感覚を支配する。彼女の吐息が規則的にかかり、柔肉がゆっくり締めつけながら動き続ける。官能的な音と、遠く聞こえる風の音が混ざり合い、時間の感覚が溶けていった。
行為が終わった後、フミエはゆっくり立ち上がり、俺の顔を見て優しく笑った。テラスは相変わらず寒く、二人の息が白く混じり合っている。彼女はコートを羽織り直しながら、小さく息を吐いた。
「これから、仕事も……少し変わりそうですね」
フミエの声は少し掠れていて、夜の密室のような空気が、二人を包み込んでいた。別れ際の言葉は少なく、ただお互いの体温と、残った感覚が確かに残っていた。












































