コンサートホールに入った瞬間、冬の夜の冷気がわずかに体にまとわりついてきた。俺は会社員のリュウジだ。今夜は暇つぶしにチケットを買ったピアノリサイタルで、ホールは暖房が効いていて、舞台下手から漏れるピアノの音が心地よい。演奏会が終わって少し時間が経ち、トイレを済ませて帰ろうとしたら、間違った方向に足を向けてしまった。 staff only の札が下がった通路を進むと、木の扉が少し開いている。楽屋らしき部屋だった。
中から女性の声が聞こえてきて、反射的に中を覗いてしまう。そこにいたのは、今日の演奏者――ナツミというピアニストだった。黒のロングドレスを着ていて、胸元が深く開いていて、豊満な乳房が服の生地を押し上げているのが一目でわかった。ドレスは肩から腕にかけてはシンプルで、ステージで見た時のシルエットよりずっとボリュームが強調されている。彼女は鏡の前に座って、片手で髪を整えながら深呼吸をしていた。
「すみません、間違えました」と謝ろうとして声をかけると、ナツミが振り向いた。目が合う。演奏後の興奮がまだ残っているのか、頰がほんのり赤い。
「大丈夫よ。こんな時間に誰か来ると思わなかったから驚いただけ」
彼女の声は低くて少し掠れていて、耳に残る。ドレスの胸元から覗く谷間が、息をするたびに微かに上下する。俺は視線を逸らそうとしたが、彼女の巨乳がドレスの生地を張り詰めさせて、まるで呼吸しているように動いているのが目について仕方ない。冬の夜だから外は冷え切っているのに、楽屋の中は暖かく、彼女の肌からはほのかに香水と汗の混じった甘い匂いが漂っていた。
「演奏、良かったですよ」と適当に返すと、ナツミは笑って立ち上がった。椅子から立つ動きで胸が大きく揺れて、ドレスの布が張って胸の形がくっきりと浮かぶ。彼女はこちらに近づいてきて、俺の顔をまじまじと見た。
「ありがとう。終演後の余韻がまだ残ってるの。誰とも話したくなくて一人でいたんだけど、あなたが来てくれてよかったかも」
声が少し低くなる。彼女が近づくにつれ、豊満な胸が俺の腕に触れかけた。柔らかくて重みのある感触が一瞬だけ伝わってくる。布越しなのに熱が感じられて、俺の心臓が跳ねた。ナツミはそれを察したのか、わざとらしくない笑みを浮かべてさらに一歩詰め寄る。
「リュウジさんって言った? 会社員なんだよね。こんな夜に一人でコンサートなんて、珍しい人」
会話が続く。彼女は演奏のことを少し話しながら、時折体を傾ける。そのたびに胸が俺の腕や胸に当たって、形が変わるほど柔らかい。指先でそっと触れたときの感触が脳に焼きついて、理性が少しずつ溶けていく。冬の空気が外で凍えているのに、楽屋の中は彼女の体温と息遣いでどんどん熱を帯びてきた。彼女の髪からするシャンプーの香りと、肌に残る化粧品の匂いが混ざって、甘く鼻を刺激する。
ナツミは俺の手を取って、自分の胸の横に導いた。「触ってみて。今日は特に張ってる気がするの」と囁くように言う。指が沈む感触は想像以上で、弾力がありながらも重みがある。ドレス越しに乳首の位置がわかるくらい硬くなっているのが伝わってきた。彼女は目を細めて吐息を漏らし、俺の指をもう少し深く押し当てる。触れ合うたびに性的な緊張が走って、股間が熱を帯び始める。
「ここじゃ危ないよ」と俺が言うと、彼女はドアを閉めて鍵を回した。カチッという音が妙に大きく響く。
「誰も来ない時間だから。大丈夫」
ナツミは跪くようにして俺のベルトに手をかけた。演奏後の高揚した熱が、彼女の目にも動きにも表れている。服を下ろす音、布が擦れる音が静かな楽屋に響く。彼女の唇が熱く、舌の感触がねっとりと絡みついてきて、すぐに俺は頭が真っ白になった。五感がすべて彼女の熱と唾液と息に支配されていく。甘い吐息と、淫らな音が混ざる。彼女の胸が俺の太ももに当たって揺れ続け、視覚的にも触覚的にも興奮が一気に高まっていった。
行為は徐々に激しくなり、彼女の積極的な動きに俺は翻弄されるばかりだった。喉の奥まで咥えられる圧迫感、舌のねっとりとした動き、唇の締めつけ、すべてが現実的で生々しい。汗の匂い、彼女の熱い吐息、時折漏れる喉を鳴らす音が耳に残る。濃厚な口淫の間、彼女の巨乳は常に俺の体に密着していて、その感触が興奮を倍増させた。
終わった後も、彼女はしばらく膝をついたまま息を整えていた。ドレスの胸元が大きく乱れて、肌が露になっている。ようやく立ち上がったナツミは、俺の唇に軽くキスをして微笑んだ。
「今日のことは内緒でね。冬の夜に、こんな偶然の出会い、きっとまたあったらいいな」
楽屋のドアを開けたとき、外の冷気が一気に流れ込んできた。彼女はもう一度胸を寄せて抱きつき、柔らかい感触を最後に残して去っていった。俺はしばらくそこに立ち尽くし、余韻に浸っていた。




















































