秋の深夜、街の喧騒が少し遠のく頃、俺は一人でカラオケボックスの個室に足を踏み入れた。名前はDaiki、二十歳そこそこのバンドのボーカル見習いだ。普段はギターの音に紛れて適当に歌ってるけど、今日は友達の翔太が急用で来れなくなって、代打でここに。予約したのは二人部屋で、料金を無駄にしたくなくて、仕方なく入ったんだ。外は肌寒い風が吹き、落ち葉が舞う通りを歩いてきた俺の頰はまだ冷たい。個室の扉を開けると、暖房の熱気がふわっと広がり、埃っぽい空気に混じってアルコールの匂いが漂う。いつものカラオケみたいな、薄暗い照明と革張りのソファ、テーブルの上にはリモコンとマイクが二本。壁は防音材で覆われていて、外の音は一切入ってこない。完璧な密室だ。
「はあ、翔太の奴、急にドタキャンかよ……」俺は独り言を呟きながらソファにどさっと座った。喉が渇いてコーラを注文しようかと思った矢先、部屋のインターホンが鳴った。画面を見ると、スタッフの女性が立ってる。「お部屋にお邪魔します」って声が流れて、扉が開く。入ってきたのは、予想外の美女だった。黒い髪をポニーテールにまとめ、タイトな黒のシャツとスカート姿。胸元が少し開いていて、豊満な谷間がチラリと見える。名札には「Nami」と書いてある。カラオケインストラクターだって? 俺の心臓がドキッと跳ねた。童貞の俺にとって、こんな夜中に美女が部屋に入ってくるなんて、まるでエロ漫画の始まりみたいだ。
「こんばんは、お客様。ご友人が来られないそうですね。私、Namiがインストラクターとしてお相手します。歌の練習、手伝いますよ」彼女はにこっと笑って、マイクを片手にソファの隣に座った。距離が近い! 彼女の体温と、甘いシャンプーの香りが俺の鼻をくすぐる。秋の冷たい空気から一転、部屋の中は熱気がこもってきて、俺の額にじわりと汗が浮かぶ。「あ、えっと、よろしく……Daikiです」俺はどもりながら自己紹介した。バンドのボーカル見習いだって言うと、彼女の目が輝いた。「へえ、ボーカルさんですか? じゃあ、今日は私も一緒に歌いましょうか。マイクの持ち方からアドバイスしますね」そう言って、彼女は一本のマイクを俺に渡した。もう一本は彼女が握る。リモコンを操作して、曲を検索し始める。俺の選曲はロックのバラード。喉を鳴らして、歌い出す準備をした。
歌が始まった。イントロのギター音が部屋に響き、俺はマイクを口に近づける。Namiは隣で拍手しながら、「いい声ですよ!」と励ます。彼女の声は柔らかくて、耳に心地いい。でも、問題はそこからだ。俺が一節歌い終わった瞬間、彼女が突然笑い出した。「Daikiさん、ちょっと固いですよ。リラックス、リラックス!」そう言って、彼女は自分のマイクを俺の脇腹に軽く突きつけた。マイクの先端が、服の上から肌に触れる。ブブッ……という低く振動する音が、マイクのスイッチが入ったせいで発生したんだ。振動が俺の体に伝わり、くすぐったさが走る。「わっ、なにすか!?」俺は思わず体をよじった。童貞の俺は、そんな些細な触れ合いでもビクビク反応してしまう。彼女の笑顔が悪戯っぽい。「これ、マイクの振動で体をほぐすんですよ。歌うときの緊張を解くテクニック。ほら、もっと歌ってみて」彼女は楽しげにマイクを俺の脇に押し当てる。ブブブブ……振動が強くなり、俺の皮膚がピリピリする。歌声が途切れ途切れになる。「あ、はは、くすぐったい……」俺は笑いながら抗議したけど、心の中では興奮が渦巻いてる。彼女の胸が、笑うたびにゆさゆさと揺れるんだ。シャツの生地が薄くて、ブラのラインが浮き出てる。視界の端でその豊満な膨らみが弾むたび、俺の下半身が熱くなる。集中しろ、Daiki! 歌え!
曲が進むにつれ、Namiのイタズラはエスカレートした。彼女はマイクを俺の太ももに滑らせるように動かす。「ここも緊張してるでしょ? 振動でマッサージですよ」ブオン……という低いハミング音が、マイクのスピーカーから漏れ、部屋に反響する。振動がズボン越しに股間に近づき、俺の敏感な部分を震わせる。くすぐったいはずなのに、それが妙に心地いい。俺の歌声は上ずり、歌詞を間違える。「Namiさん、ちょっと……それ、ヤバいって」俺は必死にマイクを握りしめながら訴えるけど、彼女は目を細めて微笑む。「ふふ、反応いいですね。ボーカルさん、敏感なんですよ? もっとリズムに乗って!」彼女自身も歌い始める。彼女の声はプロ級で、息遣いがセクシー。歌うたびに胸が激しく揺れ、俺の視線を釘付けにする。秋の夜の個室は、暖房のせいで蒸し暑く、彼女の汗が首筋を伝うのが見える。俺の鼻に、彼女の体臭と混じった甘酸っぱい匂いが届く。喉がカラカラだ。コーラを飲もうとしたけど、手が震えてこぼれそう。
展開は止まらない。次の曲はアップテンポのロック。俺が熱唱してる最中、Namiが後ろからマイクを俺の背中に這わせる。「背筋も伸ばさないと!」振動が脊髄を伝い、下腹部まで響く。俺の股間が疼き始める。童貞の俺は、そんな振動だけでこんなに興奮するなんて情けない。彼女の息が耳にかかり、「Daikiさん、声が震えてる……可愛い」って囁く。彼女の唇が近い。柔らかそうなピンクの唇、歌うたびに湿る。俺の心臓はバクバク、歌詞が頭から飛ぶ。マイクの振動が今度は太ももの内側へ。布地越しに、敏感な皮膚がビリビリ刺激される。「あっ……Namiさん、待って……」俺の声が裏返る。彼女は笑いながら、「歌いきって! クライマックスですよ!」胸の谷間が俺の腕に触れ、柔らかい感触が伝わる。温かくて、弾力がある。俺の視界がぼやけ、興奮で息が荒い。部屋の空気は重く、二人分の吐息が混じり合う。外の秋風の音は聞こえない。この密閉空間で、音と振動だけが俺を支配する。
ついに、クライマックスが来た。俺が最後のサビを歌おうとした瞬間、Namiのマイクが俺の股間に直撃した。「ここが一番の弱点でしょ?」ブブブブブ……振動が最大に。マイクの先端がズボンの膨らみを押さえ、容赦なく震える。俺の体が硬直し、歌声が途切れる。「うあっ……!」快感が電流のように走る。童貞の俺は耐えきれず、腰が勝手に震え出す。彼女の胸が俺の肩に押しつけられ、揺れが振動と同期する。音が過剰に響く――マイクのハミング、俺の喘ぎ、彼女の笑い声。視覚は彼女の巨乳の波打ち、触覚は振動の波、嗅覚は彼女のフェロモンの匂い。味覚さえ、汗の塩辛さが口に広がるみたいだ。絶頂が訪れる。歌の合間、俺はソファに崩れ落ち、息を荒げて果てる。「はあ……はあ……Namiさん、すごい……」コミカルに、俺の顔は真っ赤で、股間がびしょ濡れ。彼女は満足げにマイクを離し、「お疲れ様。いい練習になりましたね」ってキス寸前の距離で囁く。
セッションが終わった後、部屋の空気が少し冷めてきた。秋の深夜、外の風が扉の隙間から忍び込む。Namiは名刺を渡してくる。「また来てくださいね。次はもっと本格的に」俺は頷きながら、「絶対来るよ。グループの集まりで、みんなに紹介したい」って約束した。バンドの仲間たちに、この体験を話したら大笑いされるだろう。でも、心の中では、再会を夢見て胸が熱い。個室を出て、冷たい夜道を歩く俺の体は、まだ振動の余韻に震えていた。あの音、あの感触、忘れられない。





















































