夏の夜、オフィス街の高層ビルに隣接した大型カラオケ店は、ネオンがビルのガラスに反射して街を濡らしたように光っていた。企画部の飲み会が終わったあと、二次会でここに入ったのは夜の十時過ぎ。残暑で外の空気はまだ熱気を帯びていて、店内に入ってもTシャツが肌に張り付くような蒸し暑さだった。俺はタツヤ、企画部の平社員だ。ワイシャツの袖をまくり、ネクタイを緩めた状態で個室のソファに座っていた。
ユリコ部長がドアを閉めて部屋に入ってきた。企画部の部長で、三十代半ば。黒のタイトスカートに白のブラウスという、昼間の会議でも着ていた服装のままだった。スカートは太ももを締め付けるようにフィットし、ブラウスは胸のふくらみを強調していた。巨乳というより、重みのある大きな胸がブラウス越しに柔らかく揺れる。ユリコは長い黒髪を後ろでまとめ、グラスを手にしながら俺の隣に腰を下ろした。酔いが回ったのか、頰がほんのり赤く、普段の鋭い目が少しとろけている。
「タツヤ、今日はよく頑張ったね。資料、助かったよ」とユリコはグラスを傾けながら言った。声は低めで、アルコールのせいで少しだけ甘く響く。「いつも厳しいこと言うけど、君の企画はセンスあるよ。本音だよ」
俺は笑って「部長、そんなに甘いこと言われると警戒しますよ」と返した。普段のユリコは部下に容赦なくダメ出しをする人だ。今日の飲み会でも、後輩の提案に容赦なく指摘を繰り返していた。その同じ人が、今は肩を寄せてくる。ブラウスから漂う甘い香水と、ビールの匂いが混じって鼻腔をくすぐった。近くで見ると、胸の谷間が深く、汗で肌が光っているのがはっきりわかった。
カラオケのモニターが曲メニューを表示し、BGMが低く流れている。ユリコはリモコンを手に曲を選びながら、ふいに俺の太ももに手を置いた。軽いタッチだったが、指がゆっくりと内腿側に滑る。「ねえ、タツヤ。二次会、もっと楽しまない? ここ、個室だから誰にも邪魔されないよ」彼女の声が少し低くなった。目が俺をじっと見つめる。普段の部長の威圧感ではなく、女としての熱が混じっていた。
触れられた太ももが熱い。ユリコの指が、ジーンズの上からゆっくりと股間に近づいてくる。俺は息を飲み、「部長……本当にいいんですか」と聞き返した。ユリコは笑って首を横に振った。「今は部長じゃない。ただの酔った女だよ。タツヤ、君も酔ってるでしょ? 我慢しなくていい」指が股間の膨らみに触れた瞬間、強い刺激が走った。彼女の掌が柔らかく包み込み、軽く圧をかける。熱と重みが伝わってきた。
ユリコはさらに体を寄せてきた。胸が俺の腕に触れ、柔らかい感触と熱が直接伝わる。ブラウスの中の肌は汗で少し湿っていて、指で押すと弾むように柔らかい。「ここ、喉が渇かない? もっと飲む?」とユリコはグラスを差し出しながら、股間を刺激する手を止めない。俺は理性が少しずつ溶けていくのを感じた。部下と上司という立場が、アルコールの霧の中でどんどん薄れていく。彼女の息が耳元にかかる。「タツヤ、硬くなってる……」と囁かれ、指がジッパーをゆっくり下ろし始めた。
個室の壁に貼られたカレンダーが夏の花火大会の写真を映している。外ではまだ二次会の連中が騒いでいるらしいが、この部屋の中はすでに別世界だった。ユリコは跪くように床に膝をつき、ジーンズを下ろした。俺の勃起した肉棒が露わになった瞬間、彼女の息が荒くなった。「すごい……熱い」ユリコは舌を伸ばし、先端をゆっくり舐めた。柔らかい舌が亀頭を包み、ねっとりと唾液を塗り広げる感触。熱い口腔内の温度と、舌先の湿った刺激が同時に襲ってきた。彼女の口が大きく開き、根元まで一気に咥え込む。喉奥まで肉棒を押し込む感触が、子宮まで突き刺さるような圧迫感だった。
「んっ……んぐっ」ユリコの声が淫らに響く。喉を鳴らして咥え込み、舌を腹の裏側に這わせながら上下に動かす。巨乳がブラウスからこぼれそうに揺れ、彼女の両手が俺の太ももを強く握る。目に涙が浮かび、口の端から唾液が滴る。舌の付け根で締め付ける圧力と、喉の柔らかい肉が肉棒を締め上げる感覚が、理性の糸を一本ずつ断ち切っていく。「ユリコさん……やばい」俺は頭を抱えるように呻いた。彼女は一度口を離し、舌で裏筋を丁寧に舐め上げながら「もっと喉奥まで咥えていい?」と息を切らして聞いた。そして、再び根元まで咥え直す。激しい動きで頭を前後に振り、口内を狭めて吸引する音が部屋に響いた。
五感がすべて彼女に支配される。視界にはユリコの黒髪が揺れ、巨乳の揺れが目に入る。鼻には彼女の唾液と香水、そして肉の匂いが混じる。口からは自分の息と、彼女の吐息が混ざった甘酸っぱい空気が入る。耳には激しいフェラチオの音と、自分の鼓動が大きく鳴る。触覚は圧倒的だった。柔らかい舌が這い、喉奥の締め付けが肉棒全体を包み込む。彼女の口が限界まで開き、涙目になりながらもさらに深く咥えようとする。理性が飛ぶような快楽で、腰が勝手に浮いた。
「んっ、んっ、んぐっ……」ユリコの喉が鳴り続ける。彼女は時折目線を上げて俺を見ながら、舌を絡ませて刺激を強める。巨乳が床に向かって垂れるように動き、ブラウスが汗で肌に張り付く。俺は彼女の頭を優しく押さえ、「ユリコさん、もう……」と喘いだ。彼女は答えず、さらに激しく動いた。喉の奥で肉棒を締めつけ、唾液を大量に絡めてぬるぬると滑らせる。快楽の波が何度も押し寄せ、身体の芯が熱く溶けていく感覚だった。
行為が終わったあと、ユリコは口の端を拭きながら立ち上がった。呼吸がまだ荒く、頰が真っ赤だ。「タツヤ……これは秘密だよ」彼女は笑って、汗で濡れたブラウスを直した。俺は息を整えながら「わかってます。でも……また、こうなるかも」ユリコはドアに手をかけた。「飲んだ次の日は、部下として普通に戻るから。今日は、ただの女としてね」部屋を出る前、彼女はもう一度振り返ってウィンクした。夜のカラオケ店から出ると、夏の湿った風が顔を撫でた。禁断の時間が終わった現実が、ゆっくり君を包み込んでいた。



















































